叶う雪遊び

あや

天気は晴れ、山頂も天気に恵まれたのでドッグランやゴンドラがクローズになることもなく、張り切ってマウントジーンズの駐車場に集合。
スノー服、本当は去年の服にしたかったんです。青いやつで結構気に入ってたんですが、体重増えてないのになんかパッツパツで。「え！？なんで！？」と焦った私の脳裏にとある言葉がよぎる。そう、以前シュリママから聞いていたのです「大人になると幅が出てくるよ、ガタイがよくなんの」と……

「こ、これかーー！(絶叫)」

もっと早く着せておけば新しいの買っといたのにーーー！さすがに今日の今日で新しいの買うのは間に合わないので洗っておいた昨日のレインコートで行きました(笑)ごめんよハリー、ポンコツな母を許して。

受付でチケットを買って早速ゴンドラで山頂へ。
去年はゴンドラの不規則な揺れに、泣くほどビビッてヨダレだらだらでパパにしがみついたご乱心のアールでしたが今年はいかに！？

面白アールがまた見れるかなとワクワクしてたのになんだかずいぶん静か。
あれ、もうゴンドラ慣れたのかな？と思って拍子抜けしていたらアールパパが

「いや、めっちゃプルプルしてる(笑)」

よく見たらパパの膝に乗せた前足の震えがすごい

「アールやっぱ怖いんじゃん」
「チワワみたい」
「マナーモードかよ」

何言われても足ガタガタしながらパパにくっついて誰とも目を合わせないアールさん。

しかし、ゴンドラ降りると清々しいくらいにさっきまでの恐怖を忘れるらしく、山頂ではめっちゃ元気なアールさん。対して降り積もった雪にテンションダダ下がりのクー様。アールがいればどこでもいつでも楽しいのんきなハリー。

昨日雪が降ったおかげで、奇跡的にドッグランにも雪が残ってました。
ハリーも今年初の雪なので嬉しさのあまり雪にダイブ。

気味悪いくらいに転がり続ける男。

天気が良くてサングラスなしでは雪の反射でもう眩しいのなんの。
カメラの映像もファインダーなしでは何も見えないほどです。
でもこの雪もね、午後には溶けてドッグランはがっつり山肌見えるくらいになってきていたので、本当に運がよかったとしか言いようがないです。

と、ここで「今駐車場に着きました～」とスマホに連絡が入り、ウキウキしながら待っているとピンクのお洋服着た可愛い子がご到着。

ハリーとアールヴの姪っ子、うめちゃんです。

ハリーとアールのサイズに慣れている私たちはうめちゃん見るなり

「小っちゃ～い！」
「か、か、かわいい～～～～」

と瞬く間に目がハートに。
なんかね～、ちょこんとしててザ・女の子って感じなんですよねぇ(語彙力)

うめちゃんとは以前、シュリママから誘って頂き、シュリに会いたいわ～と那須オフというものに参加したのですが、犬と人の数に面食らって、その辺半笑いで徘徊してた私にお声がけくださったのがきっかけで知り合いました。
とっても気さくで優しいパパさんとママさんで、色々話してるうちに「うちは地上には雪がない3月に兄弟と雪山で遊ぶんです～」って話してたところ行ってみたいと言ってくださったのでご招待しました～。

残念ながらパパさんは来れなかったので、うめちゃんとママの女子旅で参加してくれました。

しかし、彼らは初っ端から伯父の威厳も何もなく年下の女の子を取り囲んで遠慮なく嗅ぎまくり、吠えてガウガウ言いながら走り回るといういつもの品もへったくれもない遊びをはじめたため、うめちゃんドン引き(笑)

那須オフでちょっと絡んだ時にはうめちゃんの方がハリーに仕掛けてきてハリー伯父さんタジタジだったのに、この日はうめちゃんがタジタジに。
あれからほんの数か月経過しただけなのに、ママの後ろに隠れたり、警戒しながら周りを見回したりする感じとか物心ついた人間の女の子みたいでなんだかとても微笑ましかったです。

と、最初は戸惑いつつも、徐々に慣れてみんな雪の中を楽しそうに駆け回っています。

シングルコートのクー様は、去年寒いわ足が冷たすぎるわで雪山で絶望的な顔をしていたので、今回はママがばっちり靴を用意。
しかしこれ防寒はできているようだけど、履き心地が変なのか酔っ払いのような歩き方になってしまい、一生懸命歩いてるのに周りから指さして笑われるっていう。
そしてこの靴がまたスポスポとしょっちゅう脱げるので結局雪で足が冷えて、抱っこを要求するといういつもの結末を迎えておりました。

雪山だとカメラ向けてもどうにもイイ顔してくれないクー様の奇跡の笑顔。

昼食後、ドッグランを抜けて山登りみたいなのができるところがあったのですが、みんな体力が化け物（私の体力がババァという説もある）なのでスイスイ登って行くもんだから気づいたらもう背中すら見えなくなっており、私の心は早い段階でポッキーのように折れ、アールママとうちの母は途中でリタイア。
雪山に倒れこんで瀕死で救助を待つ人と化しておりました。

あとから聞いたんだけど、山頂はなかなかの絶景だったようで、皆さん写真部隊の私とアールママを「まだ来ないなぁ～」と長いこと待っていたらしい。

……なんかその……ごめん。

でもね、どっちにしろ連写しすぎてもうカメラの充電なかったの。許してちょんまげ(死語)

というわけで、充電が残り5％しかなく連写したら最後もう命尽きるだろうということもあり「そう何度も撮れないぜ、一発勝負で行こうぜ！」と最後に雪山背景に集合写真をパシャリ。
各々が違う方向いているのはご愛嬌ということで。